自分で無農薬の野菜を作って食べたい。
よし、自分で野菜を育てよう。
と思い立ち、市民農園を契約したはいいけどなにから始めたらいいかわからない。
はい、私がそうでした。
ということで、契約した市民農園で記念すべき一回目の畑仕事をしたので畑の始め方をまとめておこうと思います。
畑の始め方
まずはとにもかくにも野菜を育てる土作りからスタートです。
とりあえず私達夫婦もわからないながらYoutubeで勉強して有機石灰、有機肥料を準備して畑へと向かいました。
運良くその市民農園で長く農作業をされている方を紹介してもらえたのでいろいろと教えてもらいながら初めての畑作業をスタートです。
なにもしていない状態の畑はこんな感じ。

畑を始めた最初の1日でやることは4ステップでした。
- 雑草を抜く
- 石灰をまく
- たがやす
- うね(畝)を作る
1.雑草を抜く
契約した市民農園は10平米なので6畳程度の広さ。
ですが、前の人が使用してからしばらく放置されていたようで雑草が少し生えていました。
まずは土を耕す前に雑草を抜くところからスタートです。
それほど広くないので10分程度で終了。

後で勉強してわかったことですが、自然農法と行って肥料や石灰を一切使わない方法で野菜を育てる際は雑草もそのままで始めるそうです。
いずれは自然農法にもトライしてみようと思いますが、まずはベーシックな畑のはじめ方からやってみます。
2.石灰をまく
次の工程は石灰をまく作業。
石灰は雨の影響で酸性に傾きやすい畑の土の性質を中和させるためにまくためのものです。(石灰がアルカリ性のため)
本来は土の酸性度を測定して、石灰を撒くそうですが、今回の畑は石灰をまいたほうがいいと聞いていたので事前に準備しておきました。
石灰には作用が強い順に、消石灰、苦土石灰、有機石灰とあります。
なるべく化学的なものを使いたくないので、今回は作用が穏やかで、成分も牡蠣殻やホタテの貝殻から作られている有機石灰を使いました。

軍手をはめて上からバラバラと撒いていきます。風が強い日だと石灰が風で飛ばされるので要注意です。

今回購入したのは5kgのもので、1m2あたり400g程度まく記載があったので4kgほど使いました。
3.たがやす
有機石灰を撒いたらいよいよ畑を耕す作業です。
くわ(鍬)か耕運機で行うことになります。
今回は運良く畑を管理している不動産の方が耕運機を貸してくれました。
ラッキー。

もちろんはじめて運転しましたがこれがめちゃ楽しい。
そして土がフワッフワになりました。

あ、そうそう。本来は土を耕して1−2週待ってから肥料を足すことが多いそうですが、今回蒔いた石灰が作用が穏やかな有機石灰であることもあり、同時に有機肥料もまきました。

4.うね(畝)を作る
さて土がフカフカになったところで、次は苗を植え込んでいくうね(畝)づくりです。
今回は30-40cm幅の畝を5本つくりました。
この畑で長く農作業をしているおばちゃんに教えてもらいながら、見様見真似で作業開始。
くわを使いながら土を盛り上げていきます。ここに野菜を植えるんだと思うと作業がほんとに楽しい。
無事、5本の畝を作り終えました。

初めての畑仕事終了
これでひとまず記念すべき第1回の農作業は終了。
2週後に苗を植えたら、時々水を上げに来つつあとは育つのを待つのみというわけですね。
夏野菜をメインにトマト、なす、きゅうり、ピーマンあたりを育てる予定です。あとは個人的に大好きな茎ブロッコリーもかな。
苗植えが待ち遠しい。
もうひと仕事
今日はここで終わりというわけでしたが、畑のおばちゃんにたくさん教えてもらったので、他の農地の雑草取りを手伝うことにしました。
Giveしてもらったのでこちらもなにかお返ししたくて。
全部で3区画分30m2くらいの雑草処理をしました。
暖かい春の日差しの下での農作業はホント気持ちいい。
作業している間は無心になって、いわゆるマインドフルネスの状態に自然となっている気がします。
すべての作業を終えて、大体2時間ほど経過していました。
最後はおばちゃんが育てている野菜をたくさんおすそ分けしてもらいました。
これも農作業をやる楽しみのひとつかな。
ネギ、紫ブロッコリー、きぬさや、春菊をいただきました。

ネギはチヂミ風にして、絹さやは胡麻和えで、春菊は教えてもらったごま油+醤油+ちょっとの酢であえて頂きました。
どれも本当に美味しくて感動。
やっぱり無農薬の野菜はほんと美味しいですね。
こういう野菜を作りたいと楽しみが増えて初めての農作業を終えました。
これから市民農園で自分で野菜を育てたいという方の参考になれば幸いです。
今回の土作りについてはこちらの動画が簡単にわかりやすくまとめられていたのでおすすめです。