台所の蛇口に浄水器をつけている方っておそらくたくさんいますよね。
私も浄水器を使っています。
みなさんそれは水の味を含めて水道水に含まれる塩素を気にされているためだと思います。
でも実はシャワーを浴びているときの塩素の方が水道水を飲むときよりも多量に吸収されていることをご存知でしょうか。
もし、普段塩素を気にして台所の蛇口に浄水器をつけられている方はシャワーヘッドにも浄水器をつけることを検討してみてはいかがでしょうか。
日本の水道水に含まれる塩素
日本の水道の塩素濃度は蛇口で0.1ppm以上と規定がありますが上限がなく、日本各地の水道水の塩素濃度は1ppm以上を超え、諸外国の5~15倍にもなるそうです。
そもそも都市部に住まれている方は蛇口から出る水道水をそのまま飲んでも美味しくないため浄水器を設置する、もしくはミネラルウォーターを購入されているのではないでしょうか。
かくいう私も台所の蛇口には浄水器を設置しています。
ところが塩素を吸収するという点ではシャワーの方が多量に吸収するというのは驚きでした。
シャワーで吸収する塩素は飲み水の100倍?
塩素は25度でガス化し拡散するため、密閉した浴室でシャワーを使用するということは飲み水としての害以上に塩素吸収の影響があるそうです。
また、シャワーは多量の水滴から気化するため、皮膚からの吸収は飲んだときの100倍にも相当し、15分のシャワーを浴びると水1リットルを飲んだときの塩素量に相当するともいわれています。
水道水1リットルを飲むと考えるとなかなかの量ですよね。
肌が弱い方にもおすすめ
近年ではアトピー性皮膚炎の増加の一因に水道水の塩素による皮膚表面へのダメージが疑われています。
皮膚を弱酸性に保つことで病原菌から守る役割を果たしている中で、塩素を含んだ弱アルカリ性の水道水によって皮膚の常在菌が減ってしまうそうです。
これらの話を聞くと、塩素のことを気にするなら台所だけではなくてシャワーヘッドにも浄水器をつけようと思い我が家でも導入しました。
ここにあげた話は下記の本のなかで紹介されていますので、ご興味のある方はご覧になってください。
シャワーヘッドの浄水器
私はクリンスイの脱塩素シャワーヘッドを愛用しています。
正直見た目はそれほどオシャレではありませんが、、、浄水と原水を切り替えられるのが便利でお風呂掃除の時は原水で、シャワーを浴びる時は浄水にして使っています。
浄水器の仕組みは台所につけるものと一緒で、シャワーヘッド先端部分の酸化還元フィルターを通して残留塩素を除去します。
つけ方も簡単で、自分の家のシャワーヘッドをクルクル回して取り替えるだけです。
水圧が弱くなることもなく快適に使用しています。
ランニングコストはどのくらい?
カートリッジは1個あたり約4000L使用可能で、交換目安は2ヶ月。
2個入りで1600円程度なので1個800円、ランニングコストは月400円程度となります。
健康のために無理なく続けられるコストかなと感じます。
残留塩素を気にする方はシャワーヘッドにも浄水器を
普段、料理や飲み水で塩素のことを気にかけている方は、シャワーヘッドも忘れずに浄水器にしてみることを検討してみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介した残留塩素の話以外にも健康的に暮らしていくための様々な知識が紹介されている本間真二郎先生の本はおすすめなので興味のある方はご一読ください。