もうかれこれ5年で4回ほど引っ越しを経験しています。
できるだけ安く引っ越しを済ませようと一括見積りサービスを使ったりしていましたが、今回はくらしのマーケットの引っ越しを利用してみました。
結果、従来の一括見積りサービスでの見積額より42,000円安く引越しできました。
もしあなたがこれから関東圏で引越しを考えているなら、従来の一括見積りより安くできる方法があるので、実際の体験談と注意点も含めてご紹介しようと思います。
引越しを安く抑えるポイント
今回引越しを安く抑えることができたポイントは2つ。
- 引越し業者の一括見積サイトに加えてくらしのマーケットを使う
- くらしのマーケットの中で複数業者に見積もりを依頼し価格交渉をする
以上、2点です。
これまでの引越し
5年で4度引越しをした私がこれまでお願いしていたの引越のプロロです。
引越しの定番は引越し侍などを使って複数業者に一括見積りをし、安い金額を提示した業者にお願いするという方法ですよね。
私もその方法で、これまで引越のプロロに一番安い価格を提示していただいたのでお世話になっていました。
そんな中、今回の引越しでもっと安くできる方法はないかと調べていると、くらしのマーケットというサービスがあることを知りました。
暮らしのサービスくらべておトク!【くらしのマーケット】

くらしのマーケットとは
くらしのマーケットとは、インターネット上で引越しや不用品回収やエアコンクリーニングなどの「サービス」を予約して使えるプラットフォームです。
比較的小さな会社や個人が提供するサービスを利用できるため、大手企業に依頼するよりも割安に利用できます。
若干の不安がありながらも見積もりをお願いしてみることにしました。
その結果、驚くほど価格差がありました。
実際の見積り金額の比較

引越し費用の相場感を確かめるために、家財道具の量を把握している引越のプロロに見積もりを依頼しました。
それに加えてくらしのマーケットで口コミ評判のいい2社に見積もりを依頼しました。
今回の引っ越し条件は下記のとおりです。
- エリア:神奈川県 → 埼玉県
- 移動距離:約100km
- 家族構成:夫婦二人
- 間取り:2LDK(メゾネットタイプ)→ 2LDK(マンション、エレベータ付5F)
- ダンボール:30箱
- 引越時期:11月下旬
その結果、最初の提示額は以下の通り。
- 引越のプロロ:95,000円
- 引越コンシェルジュ:88,000円
- VIP Transport:67,500円
下の2つの業者が聞き慣れないと思いますが、この2社がくらしのマーケットで引越条件を入力して表示された中で口コミの評価が良かった会社です。
どちらも大まかな家財道具の量を入力して概算で出てきた金額で、出張見積もりは受けていません。
この時点ですでに価格差が3万近くついています。
ただし、ここで終わってはいけません。
引越コンシェルジュという業者がくらしのマーケットのサイト上で52000円という価格を提示していたため、一番安く提示した他社の見積もりを握って価格交渉へ。
交渉ポイントは下記の通り
- 他社から6万円台で見積もりをもらった
- 引越時期に1週間の幅をもたせて時間帯含めて一番安くできる日を検討してもらう
- ダンボール費用が含まれていないことが多いので込の価格で交渉
連絡をしたところもう少し詳細に家財道具の量を確認したいということで、引っ越しで持ち出す家財道具の写真を簡単に携帯で撮って写真を送付しました。
その結果、引越コンシェルジュの最終提示額がなんと53,000円!!
ちなみに今までお世話になっていた引越のプロロにも6万円台の見積もりを握って交渉をしてみましたが、今回の条件だと95,000円が底値といって価格交渉はできませんでした。。
結果、これまで一括見積サイトで最安値だった業者と42,000円の差がでました。
引越しの細かい条件

最初の条件では
- トラックは2tロングで積み残しの場合の保証なし(自分で運ぶ)
- ダンボールは別料金
となっていました。
これは最初に6万円台の見積もりを出していただいた業者も一緒でした。
このあたりは大手の引越し業者と違うところかもしれません。
ただし、ここも簡単に諦めず交渉です。
「引越し希望日に1週間の幅をもたせて、時間帯も任せるからできるだけ安い日にちで。」
とお願いしたところ、午前中に1件引越を終わらせた後の午後の枠であれば安くなるとのことだったので、そこで承諾。
そうするとたまたま午前中の引越が3tトラックだったので、料金変更無しで積み残しの可能性のない大きいトラックになり、さらにダンボールも無料で35枚配送してもらいました。
いやいや、ここまでやってくれるんですか。。
たしかに大手の業者は大抵料金をぼったくっているので、至れり尽くせりのサービスをしてもらってもいいんでしょうけれど、この価格でここまでサービスしてもらえるとは思っていませんでした。
情報を知っているか知らないかでここまで差が出るとは正直かなりびっくりです。
不安な点
とはいえ、大手の業者ではないので不安に思う部分もありました。
その中で経験した点をお伝えします。
ダンボールは用意してくれる?
基本的にダンボール料金は別であることがほとんどのようです。
私は幸運にも使用済みでも構わないという条件で、30枚ほど無料でもらいました。
ダメ元で確認するといいと思いますが、自分で用意するつもりでいましょう。
それでも割安に引っ越せます。
ハンガーボックスや布団袋は?
どちらも無料で引越当日にもってきてくれました。
ハンガーボックスは5つ持参してもらっていて、4つ使用しました。
二人暮らしなら4つあれば大丈夫かと。
今回はマットレス以外布団を圧縮袋に入れていたので、布団袋は使いませんでしたが用意してくれています。
業者によって異なると思うので事前に確認しておきましょう。
当日の料金変更は?
これは必ず事前に確認しておきましょう。
他の方の口コミを見ると、あまり良くない業者の場合、引っ越し作業終了後に見積り金額より高い金額を請求されたという情報もありました。
今回の引越しに関しては当日の料金変更はなしとあらかじめ確認し、ショートメッセージで送ってもらい文面に残しておきました
言った言わないにならないように、メールかショートメッセージでもいいので必ず書面で「当日の料金変更はない」という文言を残しておくことをおすすめします。
荷物の保険は?
他の引越し業者に
「くらしのマーケットで安く見積もりもらっているんですが」
と交渉したときに、
「それは保証とかつかないからじゃないかな」
と言われました。
心配だったので一応確認したところ、ちゃんと引越約款に則ってサービスを提供するため、搬送中の破損等の保証に関しては他の業者と同一とのこと。
中には引越約款とは関係なく本当に個人の便利屋の感じでサービスを提供している業者もあるそうなので、必ずそうとは言えませんが今回利用した業者は保証に関しては大手の業者と同様と考えて大丈夫です。
心配な方はここも事前に確認しておきましょう。
当日の引越作業のサービスの質は?
今回お願いした業者の「引越しコンシェルジュ」の引越し作業は丁寧で経験もあり全く問題なかったです。
これまでの業者との違いがわからないくらいです。
詳しくは下の当日の作業記録に書きました。
くらしのマーケットの業者に確認しておいたほうがいいポイントまとめ
実際に利用した中で不安だった点をまとめておきます。
くらしのマーケットを利用して安く引っ越しを考える方はぜひこのポイントを抑えておくといいと思います。
- ダンボール、ハンガーボックス、布団袋など梱包資材について確認する
- 当日の料金変更についてメールかメッセージで文面を残しておく
- 荷物の保険について確認しておく
荷造り開始

ダンボールのみの配送だったので、その他に引越の荷造りに必要な以下のものは事前に買い揃えました。
荷造り用小物
布ガムテープ
ダンボールの梱包。5本セットまとめて買いましょう。
養生テープ
家具の扉や引き出し、家電の開閉部の動きを防ぐ、何かと便利。最低2本くらい準備しといたほうがいいかと。
保護シート
食器の梱包用。2人夫婦で30枚×2でぎりぎりくらいでした。
緩衝材
いわゆるプチプチ。照明、鏡、箱のない小型の家電などなど包みたいものがあれば。
このあたりを事前に買い揃えておけば荷造りはOKだと思います。
当日の作業の様子
当日は作業員2名に来ていただきました。
今回は道幅の関係で3tトラックが家の前に入ってこれないという状況でしたが、近隣の方に話をしていただいて一番近くで止められる場所に停車し、そこまで台車などを使って運ぶという作業に切り替えていただきました。
手際よく運んでいただいて正直大手の引越し業者と比較して、作業の質に何ら違いは感じられませんでした。
人柄も良かったです。(ここはどこの業者でも当たり外れはあるのでしょうが)
少し離れたトラックまでの搬出作業で開始時刻が16時と日が落ちそうな時間帯だったので、私達夫婦も可能な限り手伝いましたが、なんとか1時間で搬出作業を終了。
その後、転居先での搬入作業も先に到着し準備をしていただいていたおかげで1時間程度で済みました。
これで53,000円はかなりお安くやっていただけたと思ってます。大満足です。
結論、できるだけ安く引越を考えるのであればくらしのマーケットの見積もりを
これから引越を検討しているのであれば
1.引越侍などで大手業者の一括見積り
2.くらしのマーケットで複数社見積り
3.見積もり最安値を持って価格交渉
という流れがベストだと思います。
価格交渉しているときに話を聞きましたが、引越業界に価格の相場というものは存在していなくて業者の言い値がほとんどらしいです。
引越作業の人件費(都内で日給1万円前後くらいで)x人数+交通費(ガス代+高速代)がざっくり最低限かかる費用で残りが業者の取り分になります。
それを踏まえると今回の53,000円はなかなか安くしてもらえたと思います。
なのでそれ以下になるのは難しいのは理解できますが、大手の引越し業者だと今回の引っ越し条件で10万超えはざらに提示されます。。
長距離の引越しは確認が必要
注意点は長距離の引越しの場合でしょうか。
今回お願いした引越コンシェルジュは基本的に東京・千葉・埼玉・神奈川の関東圏を中心にサービスを提供しているそうです。
ただ遠方への引越の対応も相談に応じるとのことだったので、一度聞いてみる価値はあると思います。
まとめ
最後に今回引越し作業をしてくれた方が話してくれたこともお伝えしておきます。
「引越は安く済ませる方法がたくさんある。たいていくらしのマーケットで最安値を提示されるはずなので、その価格を元に大手にもそれ以下でできるか交渉してみるのがいいと思います。」
「僕らはもう安くできないところまで下げているので、それ以上はどうしようもできないですが、みなさん安く引越しできればそれでいいですよね。」
と裏事情を語っていました。
最後にもう一度引越しを安くする流れを確認しておきます。
1.まずは引越し侍で大手の一括見積り。
契約はまだしちゃだめ。↓↓↓

2.次にくらしのマーケットで見積もりを。引越条件を入力して出てきた業者から複数社依頼しましょう。↓↓↓

3.最後に最安値を握って交渉、一番安いところで契約。
もちろん最安値の業者がくらしのマーケットでなければ、必ずしもくらしのマーケットを使う必要はないと思います。
最後は価格で決めましょう。
見積もりは引越し侍、くらしのマーケットどちらも無料です。
これから関東圏で引越しを考えている人はこの方法を今すぐ試してみてくださいね。