財布、名刺入れ、キーケースなどのお気に入りの革製品は手入れをして長く育てていきたいですよね。
だけど、手入れは何をしたらいいのかわからない。
そんなことありませんか?
私もそうでした。
私はメインの財布として土屋鞄のブライドルレザーの二つ折り財布、普段持ち歩くのは同じく土屋鞄のL字ファスナー、キーケースはアブラサスの小さい小銭入れを愛用しています。
すべて革製品なので、時々メンテナンスしています。
革靴のメンテナンスはされている方も多いと思いますが、財布や革小物は何を使ったらいいのかわからないという方もいると思うので、普段しているお手入れ方法をご紹介します。
お気に入りの革製品を育てて自分なりのエイジングを楽しむ参考になれば幸いです。
革小物の手入れ方法
まず大前提としては革は水に弱いです。
なので基本的に水拭き厳禁です。
ヌメ革などではしみになってしまいますのでご注意を。
お手入れに必要なものは以下の通りです。
- ブラシ:できれば馬毛
- 布:綿100%のTシャツの切れ端でOK
- 乳化クリーム:コロニルのクリームがおすすめ
日々の手入れ
普段は気づいたときにブラッシング、空拭きで十分です。
革靴も基本的なケアはブラッシングで十分といわれていますよね。
財布や名刺入れ、キーケースなどは靴と違ってほこりや砂、ゴミなどにそこまでさらされません。
しかも頻回に手で触れて油分が伝わっているので、そこまで神経質にクリームを塗らなくても大丈夫です。
私は土屋鞄のブライドルレザーの財布を買ったときについてきた小さな馬毛のブラシと着古した綿100%のTシャツの切れ端を使っています。
豚毛に比べると馬毛のほうが柔らかく、コシも適度にあるので革製品の日々のメンテナンスにぴったりです。
市販されているブラシは革靴を想定して少し大きめのものが多いですが、それでも問題ありません。
月1の手入れ
きれいにエイジングさせて育てていきたい場合には月に1回程度、定期的なお手入れをしましょう。
順番は以下の通り。
- 馬毛ブラッシングでほこり・ゴミ落とし
- Tシャツの切れ端で乾拭き
- 革用乳化クリームで革に栄養補給
- ブラッシングで縫い目などの余分なクリームを落とす
- 乾拭き
- 風通しの良い日陰で1時間ほど置いておく
1.馬毛ブラッシングでほこり・ゴミ落とし
私が使っている馬毛のブラシはこんなやつです。

これ使い勝手がいいから売って欲しいなぁ。笑
馬家のブラシを使って全体的に軽くブラッシングします。
2.布で乾拭き
私は着古したユニクロのコットン100%のTシャツを小さく切ったものを革小物手入れ用としてストックしています。
ブラッシングで軽くホコリやゴミなどを落としたらこの布切れで乾拭きします。
3.クリームで革に油分と栄養補給
ここでクリームの登場です。
革小物用の油分補給としてすぐれものなのがこのコロニルのクリーム。
プロも御用達のブランドでそれほど高価なものでものないのでおすすめです。
注意点としてはカラーレスを選ぶのをお間違えなく。
少量でよく伸びるし、どの革製品でも使えるのでこれを愛用しています。
L字ファスナーのサイズだと片面を米粒よりちょっと大きいくらいの量で十分です。
布につけて全体に薄く伸ばしていきます。
これで十分革に油分が補給され、きれいな状態を保てます。
新しい財布に初めて使う際には念の為目立たない場所で試し塗りしてみましょう。
4.ブラッシングで余分なクリームをとる
全体にクリームを薄く伸ばしたらもう一度ブラッシングです。
光沢を出したい場合には豚毛のブラシを使うという方法もありますが、最初に使った馬毛のブラシで問題なしです。
ファスナーの際や縫い目などクリームが余分に溜まってしまいそうな部分を重点的にブラッシングしていきます。
5.布で乾拭き
ブラッシングで余分なクリームをとったら最後は乾拭きです。
お気に入りの財布を育てるつもりで拭き上げましょう。
6.風通しの良い日陰に1時間程度置いておく
最後はクリームが馴染んで適度に乾くまで風通しの良い日陰の場所に1時間程度置きます。
そこまで厳密に場所にこだわらず、直射日光に当たる場所や密閉された引き出しの中などを避ければ大丈夫です。
お気に入りのコーヒーを入れて、手入れをしたお気に入りの財布やキーケースなどを眺めながら一息つきましょう。
革小物のエイジング
私が使っている革製品のエイジングを一部紹介します。
土屋鞄 ナチューラヌメ革 Lファスナー
愛用している土屋鞄のL字ファスナー(色:オーク)は最初こんな感じでした。

今はこんな感じです。

だいぶ色に深みが出てきていますが、結構気を使って大事に使っていたので3年ほど使っている割にそれほどエイジングが進んでいないかも。。笑
一方でガシガシ使って馴染んでくる中で出てくる細かい傷や色の濃淡などを含めて革のエイジングだと考える方もいるのでそれはお好みでいいのかなと思います。
もともとのオークの色を見たい方はこちらからどうぞ。
土屋鞄 ナチューラヌメ革Lファスナーアブラサス ちいさい小銭入れ(キーケース)
キーケースは手入れの回数が少なく、毎日使っているので色も変わり傷もついてます
それも味だと思って愛用しています。
使い始めがこんな感じで、

今はこんな感じです。

このアブラサスの「小さい小銭入れ」、名前は小銭入れですがキーケースとしてすごく優秀なので小さいキーケースを探している人にはおすすめです。
こちらの記事で詳しく紹介しているのでよろしければご覧ください。
まとめ
お気に入りの財布や名刺入れなどの革小物を大切に育てエイジングを楽しむために、月に1回くらいはブラッシングとクリームでの油分の補給をしてみてください。
お気に入りの革製品のエイジングを楽しみましょう!