今年から市民農園で家庭菜園を始めてみて、太陽の下で行う畑仕事はメリットがたくさんあると体感しました。
もともと自分が食べる分の野菜は自分で無農薬で育てたいと思ったのがきっかけで始めた畑ですが、それ以外にも大きな4つのメリットがあります。
- 適度な全身運動
- 自然(土)に触れる
- 日光浴
- 作業に集中する(マインドフルネス)
適度な全身運動
現代人は慢性的な運動不足です。
デスクワークが中心の人は特にそう。
とはいっても、ジムでしっかりトレーニングするほどモチベーションはないという方も多いですよね。
そうであれば違う目的の作業が結果として運動になるという方法を利用するのも一つの手です。
その一つに畑仕事が当てはまることに気づきました。
春先の畑仕事は土作りや苗植えなど地上での作業が多く、しゃがみこんで立ち上がってという動作がたくさんあります。
畑仕事を教えてもらっている70代のおばあちゃんもきれいにしゃがみこんで苗植えをしているのを見てすごいなぁと。
普段トレーニングを指導している立場から見ると、きれいなフルスクワットポジションなんですよね。
また鍬(くわ)をつかって畑をたがやすのもいい全身運動になります。
畑仕事は全身運動が含まれているというのが1つめのメリットです。
自然に触れる

加えて、現代の人は慢性的に自然に触れる時間が不足しています。
こちらの記事でも紹介しましたが、自然に触れるだけでストレスが軽減することは科学的に証明されています。
公園の中を散歩するだけでも効果があるくらいなので、畑で土や植物に触れるのは言わずもがなです。
さらに、実際に土に触れることはアーシングといって体の中にたまっている静電気などを土や海などを通して身体から放出することは体の中の健康のためによいと言われています。
山の空気を吸って気持ちがいい、海の音を聞いてぼーっと眺めているだけで心が落ち着く、土いじりをするだけで癒やされる、などはどれも理にかなったことです。
これが2つめのメリット。
日光浴ができる

3つめのメリットは日光浴ができること。
ビタミンDの生成に日光浴は必要です。
さらにビタミンDは自然免疫の作用を維持するために重要な働きを持ちます。
休みは家の中でゴロゴロして、平日は屋内でパソコンの前に張り付く、という仕事スタイルは日光浴不足からのビタミンD不足になりがち。
畑仕事は日光浴できる絶好の方法です。
在宅での仕事も増えていますが、太陽の光を浴びることは健康に生きていく上で欠かせないものです。
あえて日光浴をしようと思わなくても、畑仕事をしていれば勝手に十分日光浴の時間をとれます。
これが3つめのメリットです。
作業に没頭する(マインドフルネス)

そして、4つめのメリットは畑仕事に没頭できること。
いわゆるマインドフルネスの状態になれることです。
日々、ストレスフルな環境での仕事をしているとなかなか頭を休める時間がありませんよね。
いつも仕事のことが頭をよぎり、家でゴロゴロして身体はなんとなく休まるけど、頭はなかなかリフレッシュされず休んだ気になれない。
畑仕事をしてみると無心でくわを振って土をたがやす、美味しく育ってくれと思いながら種をまいたり、苗を植え込む。
こんな作業をしているときは気づくと日々の仕事のことが頭から離れます。
目の前の作業に没頭して余計なことは考えず、「いま、ここ」に集中できる、よく言うマインドフルネスという状態ですね。
まぁそんなことは意識しているわけではありませんが、自然とそうなります。
そして、ストレス解消にこれがかなり大きな役割を果たしてくれます。
これが4つめのメリットです。
畑仕事はメリットだらけ
以上、畑仕事が健康にいい4つの理由についてまとめてみました。
どれも理屈では理解できますが、私自身の実際に畑仕事を初めてみてこれらの効果を実感しました。
もともと畑を始めた目的は無農薬の野菜を自分で育ててプチ自給自足を始めたかったことですが、結果としてたくさんのメリットを享受できています。
美味しい野菜を食べたいという目的が一番であることは変わりないですが、畑仕事はメリットがたくさんあります。
日々の仕事や環境から離れて土や植物と向き合う時間をつくることを心からおすすめします。
畑を始めるには
都市部に住んでいる人はシェア畑というサービスが始まっていて、農具などを準備する必要もなくアドバイザー付きですぐに畑仕事を始められます。
少し都市部から離れた場所に住んでいる人は料金が比較的安い市民農園を探してみるのがおすすめです。
私自身は両方検討して市民農園を契約しました。
貸し農園の選び方についてはこちらの記事をどうぞ。
メリットだらけの畑仕事。
ぜひ、はじめてみませんか?