残留農薬が気になり無農薬や有機栽培の野菜や果物を求める人が増えています。
私も基本的にはできるだけ無農薬・減農薬の野菜や果物を取り入れたい派です。
でも、近所のスーパーでは有機野菜のコーナーはないことも多いし、あっても種類も量も少ないですよね。
でもいまは有機栽培をしている農家の方から直接野菜や果物を買うことができるサービスがあります。
間に農協や卸売業者が入らない分、割安に有機野菜・果物を手に入れることができます。
さらに有機栽培をしている生産者の方の顔を見て品物を買うことで直接応援することもできます。
たくさん売上が上がれば有機栽培をしている農家の人達も喜ぶし、私達も継続して安全なものを食べられる。
そんないい循環を生む「食べチョク」というサービスがおすすめなので、まだ使ったことがないけど、無農薬や有機栽培の野菜や果物が食べたい方は一度覗いてみることをおすすめします。
有機野菜・果物がスーパーに並ばない理由

有機栽培すると普段スーパーで見ている野菜のように均一の形・大きさにならないのでスーパーでは売り物にしてもらえないそうです。
それは、私たちが同じ大きさ・同じ形で均一の量が入っている野菜を買うことを好んでいることが招いている現象です。
結果として、自分たちの習慣が有機野菜を手に入りにくいものにしています。
直売所などで売られている有機野菜を見ると、先が二股に別れたニンジンや大きく曲がったきゅうり、大きさが不揃いのトマトなどが普通にありますよね。
日本で有数の売上を誇る福岡県の糸島市にある直売所「伊都菜彩」に行ったときは、有機栽培の野菜の安さと種類の豊富さに本当に感動しました。
野菜の選別・定貫
選別とは野菜や果物を売るために形や大きさが同じものを揃えることをいいます。
私たち消費者がそれを好むからです。
私はあまり馴染みがない世代ですが、昔は八百屋さんで皿にもられた野菜が一山いくらという感じで売られており、形や大きさが不揃いでもあまり問題ではなかったそうです。
ですが、いまのスーパーでは不揃いのものは売れないという現実があります。
無農薬で栽培した場合、当然自然のものなので形や大きさは千差万別のものができるはずで、それが野菜の本来の姿です。
私達はスーパーであまりに形と大きさが揃えられた野菜になれすぎているのかもしれませんね。
有機野菜を身近にするには
選別したり、重さを統一したりしなければいいということです。
無選別、不定貫と言ったりするようですね。
無選別:食べられるものはすべて出荷。色・形・大きさを品質基準にしない
不定貫:形・重さ・色を揃えない。一山いくらという売り方
最初に紹介した食べチョクでは農家から直送でその時期が旬の有機野菜を一箱いくらで配達するという形が多いです。
その場合は上にある無選別・不定貫に加えて無指定という項目が加わります。
無指定:販売者・消費者ともに品名を指定せず旬のものをおまかせで。
美味しさと安心を優先する方は無選別・不定貫・無指定の有機野菜を買って、ぜひ有機栽培をしている農家の方を応援しましょう。
有機野菜の宅配サービス

野菜の栽培の盛んな地域であれば農協の直売所などにいくと安く新鮮に手に入りますが、都市部に住んでいる場合だとそうはいきませんので、宅配サービスを利用したりしますよね。
オイシックス、らでぃっしゅぼーや、大地を守る会、ビオ・マルシェなどが有名ですよね。
割安なお試しセットもありますが、大まかに一箱3000−4000円程度というのが相場でしょうか。
基本的に定期宅配サービスなので、欲しい時だけというわけにはいかず、ずっと継続するには少しお金がかかるなーという印象でした。
「食べチョク」なら欲しいタイミングで農家から直接買うことができます。
農家から直接買える「食べチョク」
販売店や卸売を通さず農家と消費者を直接つなぐことで定期宅配などのサービスと比較して割安に買うことができますし、顔が見える生産者の皆さんを直接応援することができます。
ちなみにこの無農薬の野菜セットは2400円くらいでした。

入っていた野菜は表の通り7種類。
- ルッコラ
- サラダカボチャ
- 小松菜
- ミニトマト
- バジル
- ピーマン
- モロヘイヤ
- ジャガイモ(キタアカリ)
これだけの無農薬の野菜が家にいながら買えるってすごくよくないですか?
もうひとつ、こちらの福岡県能古島産の無農薬の完熟甘夏は5kgで1200円という破格の安さ。

いろいろな生産者の野菜を食べてみて自分で美味しいと思うお気に入りのものをみつけて、その生産者を応援することができる、とても素晴らしい仕組みだと思います。
有機栽培の野菜や果物を買いたい方にはかなりおすすめのサービスだと思います。
スーパーの野菜を買うよりは割高ですが、自分たちが身体に取り入れるものなので、できるだけ安心・安全なものを選びたいですね。
ぜひ「食べチョク」使ってみてください。