大人になってから他の動物の乳を飲む、つまり牛乳を飲むということに違和感を感じることはありませんか。
昔は牛乳が好きで成長期の頃は特によく飲んでいましたが、最近になって他の動物の乳を人間が飲むということになんとなく違和感を感じていて、牛乳をあまり積極的に飲まなくなりました。
牛乳を飲むことに抵抗がある人には食品添加物無添加のアーモンドミルクがおすすめです。
牛乳の消化
牛乳の中には乳糖と呼ばれる成分が含まれています。
人は成長するにつれこの牛乳の中の乳糖を分解するラクターゼという酵素は減少していきます。
ということは、本来成長するつれて不必要になることを意味していると考えられます。
お母さんのお乳を大人になってから飲む必要がないように、他の動物の乳を大人になってから飲む必要はないのではないかと思います。
乳牛の飼育環境

近年では乳牛の飼育環境が問題になっています。
牛舎にぎゅうぎゅうに押し込み、速く太らせるために成長ホルモンを打ち、鎖でつないで運動不足にしておく。
現在日本の9割程度がつなぎ牛舎と言われています。
そして、本来草食動物である牛に穀物のえさを与え、病気にならないように抗生物質を投与しています。
人間でもそうですが、お乳というものは母体が食べたものが成分に反映されます。
現在安く売られている大量生産の牛乳は、とにかく量を取るために上記のようにストレスフルな環境で育てられた牛の乳を人間が飲んでいることになります。
あまり摂取したい気持ちにはならないですよね。
もちろん、日本の中にはこうした現状を変えようと24時間365日の自然放牧に取り組んでいる素晴らしい牧場もあります。
その紹介はまた別の機会にしたいと思います。
牛乳の代用品

そんなわけで、大人になってから積極的に牛乳を取る必要はないかなぁと考えています。
あくまで嗜好品のひとつだと。
ただ、寒い冬の日にココアが飲みたい、お菓子作りに牛乳を使いたい、そういうシチュエーションはありますよね。
人によってはトレーニング後のプロテインを牛乳などで割って飲みたいという方もいるかも知れませんね。
そこで広まりを見せているのが代替乳と呼ばれるものです。
世界で広まる代替乳
豆乳

日本には昔から代替乳として豆乳があります。
ただし、原料となる大豆は世界で最も遺伝子組み換えが進んでいる作物であり、摂取には注意が必要です。
また、大豆に含まれる植物性のエストロゲンも問題視されています。
そもそも日本の食生活ではそもそも豆腐や納豆など大豆製品をたくさん摂取しているので、代替乳まで大豆製品を取る必要があるのかという点も考える必要がありそうです。
アーモンドミルク

世界的にも広まりを見せているのがアーモンドミルクです。
文字通りアーモンドを絞って作られるものです。
動物性原料不使用の植物性ミルクなので、乳・大豆アレルギーの人やヴィーガン・ベジタリアンの方にもおすすめです。
牛乳を飲むとお腹がゆるくなってしまう乳糖不耐症の人も安心して飲むことができます。
- 乳糖不耐症の人
- 大豆アレルギーの人
- ヴィーガン・ベジタリアン
おすすめのアーモンドミルク
スーパーで市販されているアーモンドミルクは大抵たくさんの添加物が含まれているので注意が必要です。
原料がアーモンドのみだと正直甘くないし、ごくごく飲めるほど美味しいというわけではありません。
それを補うためにざっとあげるだけでもこんな添加物が使われています。
- 果糖ぶどう糖液糖
- デキストリン
- 植物油脂
- アーモンドオイル加工品
- セルロース
- 乳化剤
- 増粘剤(キサンタンガム)
すごい量の添加物ですよね。
下が実際に市販されているおそらく一番有名なアーモンドミルクの原材料表示です。

添加物のオンパレードですね。
こういった添加物を避けるために、おすすめの無添加アーモンドミルクをふたつご紹介します。
ブリッジ 有機アーモンドミルク

ひとつめはBridgeというイタリアの会社が販売しているオーガニックのアーモンドミルクです。
原料は有機栽培のアーモンドと天然水のみ。

食品添加物無添加ですし、砂糖・香料も不使用で、アーモンドも遺伝子組み換え作物は使っていません
世界各国の有機認証を取得しています。
もちろん日本の有機JASマークも取得しています。

甘みはアーモンド由来の自然な甘みのみです。
私個人の感想としては、正直これだけで飲むとごくごく飲めるような美味しいものではないです。
薄いアーモンド水という感じなので、これだけで飲むならハチミツやアガベシロップを少量足して飲むといいと思います。
私はお菓子作りのときに牛乳の代わりによく使っているお気に入りのアーモンドミルクです。
安心して使える代替乳としておすすめです。
筑波乳業 濃いアーモンドミルク 無添加
国産のもので無添加のアーモンドミルクとなると、知っている限りではこの筑波乳業の濃いアーモンドミルクくらいかなと思います。
以前、筑波乳業が販売していたアーモンドミルクは砂糖不使用でしたが、pH調整剤と増粘剤(ジェラン)という食品添加物が使用されていました。
ところが2019年7月1日にアーモンドミルクのシリーズがリニューアルされ、新発売された無添加濃いアーモンドミルクの成分は「アーモンドのみ」です。
現在は125mlの小さいパックのみでの販売ですが、1000mlサイズも販売してくれるといいなあと思っています。
まとめ
牛乳を飲むことに抵抗があるけど、豆乳も好きじゃないから他にないかなとお探しのあなた。
有機のものが良ければブリッジの有機アーモンドミルクがおすすめです。
国産がいいなぁという人には筑波乳業の「濃いアーモンドミルク 無添加」がおすすめです。
ぜひお試しください!